判断力が高い選手とはどんな選手だろうか?
みなさんはどのように考えますか?
そもそも、「サッカーにおける判断力」を定義できていないのではないかと私は思っています。
私が考える「サッカーにおける判断力」とは
「チームと自分の状況を【正しく理解】しており、【適切なプレーを選択】できる能力」
と定義付けてります。
適切なプレーを選択するには、「サッカーの目的・攻守の原理原則」を理解していなければなりません。
以下にリンクを記載させていただきましたので、是非ご購読ください。
判断と観ることについて
また、「チームの状況」と「自分の状況」の両方を理解することはとても重要です。
サッカーはチームスポーツです。
個人一人の判断が、チームを救う時もありますが大ピンチを招く時もあります。
それを踏まえると、自分のチームが勝っているのか、負けているのか、攻めるべきなのか、ゆっくりボールを保持するべきなのか、守るのか、奪いに行くのか・・・等の「自分以外の状況」も判断することはとても重要になります。
判断するためには、大前提として周りの状況を観ていなければなりません。
「見る」と書きましたが、「観る(観察する)」または「注視する」に近いと私は思っています。ボーっと眺めるのではなく、情報収集のために観るといったイメージですね。
そして「観る」ためには「顔を上げてプレーする」ことが重要になります。
「顔を上げてプレーしろ!!」とコーチングしている監督(以前の私も含めて)を時折見かけますが、あくまで顔を上げることが目的ではなく、情報収集をして判断するための目的の一つとして、顔を上げるという手段をとっているにすぎません。
では具体的にどのようにして「判断力」を高めればいいのか。
以下のトレーニングを参照ください。
(*注意*トレーニングに入る前に、指導者と選手が攻守の原理原則を分かっていることが前提です。)
トレーニング紹介
4対4(4ゴールゲーム)
4ゴールゲームは判断力を高める良いトレーニングです。
4対4で、それぞれのチームは2つのゴール(黄色のコーン)を目指します。右側のゴールを目指すのか、それとも左側のゴールを目指すのか?相手の状況を観ることが大切になってきます。
2対2
4人の人数が多いと感じるときには2対2でも問題ありません。
例えば赤いコーンの間はシュート。そして、両隣はドリブル通過とすると判断材料が増えます。守備側も何を守れば良いのか判断をしていくことになります。
鬼ごっこ
続いてW-upで判断力を高める目的でオススメなのが、鬼ごっこです。
これは私が良く行う鬼ごっこの5対2です。
赤の選手が鬼でボールを手で持ちます。黄色の5人は4つあるコーンを触っていればセーフ、鬼にタッチされません。
しかし、コーンに触れて良いのは1人までなのでコーンに触れれない1人は鬼にタッチされないように逃げなければなりません。うまく味方を助けながら5人で鬼にタッチされないように逃げます。ルールをどんどん変更していきます。詳しくは私のYouTubeチャンネルをご覧ください。
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